優良児童回想録

おにぎりはツナマヨ

コンビニ人間

 

もうだめだーーーー!と思ったとき、私はいつも「コンビニで働きたいなあ」と思う。だって、なんだか、シンプルな気がするから。フリーターになって、コンビニだけで生計を立てて、それだけの毎日。本当にそんな風な生き方に憧れる。、、、憧れるときがある。

私は物事はシンプルであることを好む。色々なことを並行してやらなければならない(例えば学校とか将来とか奨学金の書類とか)、絡み合って複雑でとれにくい(例えばすきなひとに関するあれこれ)、他人から見たらどうでもいいことで自分では割り切れない問題(例えば部屋にしまってるいくつかの人形の行く末)、そんなものがとにかく、ほんとは大嫌いで、じりじりそれらが迫ってきたときハッと思い立ったように全部が嫌になる。それはもう一気に、静かに私の心を犯していく。スーッと力が抜ける。

全てが馬鹿馬鹿しく……全てに悩んでいる自分が馬鹿馬鹿しく、こんな複雑なものになんで自分から飛び込んでいってるのだろうと心底不思議に思う。大体そうやって嫌になるときは自転車に乗っているので、イヤホンから流す曲を地獄みたいな音楽にしたり、目をギラつかせたりなんかして、ちょっと抵抗してみる。でもやっぱり諦める。そうこうしてる間に、ぽわんぽわんと頭の中にローソンが浮かんできて、やっぱり良いなあと思う。心が自由になる気がする。まあ、ファミマの日もあればセブイレの日もあるけど、だいたいローソン。

 

そうやって拠り所にしているのだ。コンビニに生きる日々を。

そして私は同時に、それは憧れのままでなくてはならないこともたぶん知っている。でも廃棄のアメリカンドックは毎日持って帰りたいなあ。そんなかんじ

ドロン💣

純粋

 

「私は性について知るのが嫌です。自分が汚れてしまうような気がして、ずっと純粋でいたいという思いから友達がそういう話をしてもわざと避けてしまいます。」

 

教育学のプリントの、性教育についての講義の感想を載せられる欄にその言葉達はあった

 

そうかあ。誰か分からんけど、私は感心したぞ

よかったら声をかけて欲しい

 

性についてとは少し違うが私もその気持ちが分かるなあ。私は大人の汚い性欲を嫌う。きみが性について知ることに嫌悪感を抱くのもその大人の汚いイメージが要素としてあるからかもしれない。やからきみの気持ちはよくわかる気がする。

 

この感想のおかげで私が汚い性欲を聴きたくない理由が分かった、慣れたくないからか。耳がその汚い性欲を受け入れて笑いに変換する前に塞ぎ込んでしまいたかった。嫌悪感が嫌悪感のまま存在してくれることが自分を自分でいさせる方法だと私は今も思っている。

 

でも性自体が汚らわしいものだと思うなんて勿体ない気がする。だから、

きみがいう純粋が何も知らないままを指すなら、私は全てを知った上で純粋な透明になって待ってるよ

幸せ

今日は色々な感情を見て

 

やっぱり多くの人は異性からの目や恋愛に重きを置いてるんやなあと思ったら

なんだか気持ち悪くなった

自分を含めて

 

認められることが存在価値のほとんどだという答えが18年生きてきて出た

 

おうちの柿を食べた

お気に入りの襟付きのブラウスを着た

甘いドーナツ食べた

 

幸せは恒久的なものじゃなくて感情やと考えております……マス……鱒……

やからこれらは幸せそのもの

幸せになりたいっていうのはわたしの中ではしっくり来ない

 

おいしい 楽しい うれしい 幸せ

 

この並びに幸せという感情もあるねん

 

幸せにして欲しいっていうのも変な話やで!

 

承認欲求を満たしきれない+自分の中の絶対的な自信がぐらつくのダブルコンボを受けたあの子の顔が印象的

素直な人は損が多い気がする

 

 

歪みやすい君が不条理に負けずに一瞬の幸せをつかめますように。

松川くん(仮名)のはなし

 

高校2年生のとき付き合ってた男の子は今思えば面白い人だった。目付きが悪くて真っ白。しかしそれは全然どうでもよくて、本当の印象は、明るいデブ。よく喋るやつ。如何にもヒップホップが好きそう。アメ村にいてそう。飲み会では重宝されそう。今述べたのはたぶんぜんぶ事実。

 

これを書こうと思ったきっかけが私の友達で松川くんと幼なじみでもある同級生のギャルが定期的に松川くんがインスタにあげている写真を送ってくること。おととい最新動画が送られてきてすごく気持ち悪くて笑いが止まらなかった。久しぶりに松川くんのことを思い出してエモい気持ちに……なることはなく不思議にカラッとした気持ちをかんじた。

 

松川くんは明るくて多分グループに1人いる分にはたぶん?面白くて?一緒にいるとき私は彼の笑いの押し付けにうんざりしたこともあったが……まあ友達は多かったと思う。そんな松川くんは2人になるとただの根暗だった。劣等感。将来への不安。後悔(主にうんちが原因で学校をやめたこと)。

あと性的にこじらせていたので、そういう部分では私は少し認めていた。す・こ・し

 

そんな松川くんとの思い出の場所はモスバーガー。さようならしたときもそこだった。今思えば私は彼のことが全然好きじゃなかったように思う。最初に接吻したとき幸福感に包まれている松川くんとは裏腹に「なんか違う、大きな間違いを犯してしまったかもしれない」と焦ったことは一生忘れないだろう

 

松川くんは「バンドで食っていく」という夢を語っていた。様子を見る限り今はバンドを組んでとても充実したヒビを送っているようだ。

私は交際していたとき彼を何度も悪意を持って傷つけたし、彼は悪意なく私を傷つけた。全部ニセモノのようで全部ホンモノのようだった。こういうことを言っておけば大抵それっぽくなる。これにてドロン💣

 

真剣な振り返り

いま何してる?

 

と、LINEがきた。夕寝してた6時半

「寝てる」と返して、なにも言われてないけど「ドライブなら行く」と続けて送った。

 

家まで迎えに来たその子は、お寿司が食べたいと言ったら、無言でナビを入れてくら寿司に向かってくれた

 

お前は私の呪いやな〜と会う度に言いかけてしんどくなってやめる。人生の主な性格が決まるといわれる中学生時代にあの子に出会った私はたぶん不幸なんだと思う。私以外の何人かの子も。

 

唯一の救いは、私がそれらを全て過去にしたことで、それ以外の不幸は私に染みついた性癖、、、、、の、ようなものたち

 

お寿司を食べながら、その子は、最近私以外の被害者と再会したことをぽつぽつと話し出した。その被害者はまだ被害者であること。その子にとって過去は過去じゃないこと。あと、友達の彼氏を寝とったこと。その友達たちは別れたこと。なんでもない事のように話す

 

そういう気持ち悪い話が嫌いなので全部聞いたあと大人みたいな顔して大人みたいなことを言いつつ賢者の気持ちでサーモンを食べた。おいしい。甘エビも頼も、、、

 

そして、そういう奴に1番効果的な嫌がらせを知っている私は自分の好きな人の話をべらべらと話しだした。絵に書いたようにみるみる曇る表情が面白くてやっぱりすぐボロがでる偽善者っぷりは変わらないなあと再認識した。詰めが甘いんじゃ〜!

 

帰り道話しながら思った、なぜこの人は私にも、私以外にも執着するのか。よく飽きないなあ 同じ人を二度も好きになれない自分にとっては全く意味がわからんし とっくに終わった感情を引きずられているのはすごく気持ちが悪かった 居心地も。でも何かの流れで私が言った「女の子も男の子も好きになれるなんて人生二倍楽しめるね」という言葉をとても嬉しそうに受け取っていて、それだけで会った意味はあるような気がした。

 

 

やっぱり?

 

自分は世の中の「ちょっとした不幸」を背負って生きてると、なんとなく気付いたのは小学生のとき

 

なんかおかしい。

みんなと一緒に過ごして

みんなと一緒のことしてるのに

自分だけが上手くいかない

 

昔からそういう人生だった気がする、そしてそれが当たり前だっただけに、心からそういうことたちに対して絶望したことは無かった

自分は多分、誰よりも人間的に可哀想なんだろうなと思う

 

自分はみんなの不運を吸い取ってあげてるのかもしれない。そう思えるようになったのはここ最近のこと。「吸い取ってる」という表現をしたのは、自分単体が単純に出来損ないなのではなくて、やっぱりみんなのちょっとずつの不運が回ってきているような感覚がバッチリあるから。言葉にはできない。昔はいつも一生懸命なのにいつもできなくて、馴染めなくて、ダサく言うと「ついてない」。でもそんなに大きなことじゃないから普通の顔して過ごしていける、みんなも笑うだけで深刻な話にはしない。悲しいけど飲み込んでたんだと思う。

 

高校時代のある日、友達と遊んでいたとき

私にびっくりするようなことがおきた。まわりの友達は笑っていた。1人の友達が言った。「あんたってなんか持ってるよなあ、なんかあるよな?」

ああ、やっぱり?

わかってくれてうれしい。

ありがとう。

 

今になってスカして生きてる身としては、そういうことが少なくなった気がする。いや、というよりは隠せまくってると言った方が正しいなあ。出来ることしかしない。人とあんまり関わらずに、ボロを出さない。私は普通に見られたくて毎日必死である。( ˘-˘ )それが故にツンとした表情になってしまって、中高時代とは全く別の印象を持たれるようになった。特に、恐らく周りからすると「イジりにくい奴」になった。

良いも悪いもない。だが昔担任の先生に言われた「イジられると良いあじがでますねえ」という言葉をどこか遠くに放り投げてしまったかもしれない。

人にはいろんな一面がある。ついてるときついてないとき、イジりやすくてもイジりにくくても全てが私となってるし、総合評価してやっぱりついてなくても、私はその不運たちとそれなりに穏やかにやっていきたい。

 

 

ドロン💣

 

 

いたいとかゆい

 

ある夏の日

 

その日はだんくんと2人でリビングにてテレビを観てた

腕を蚊にさされていた私は、かゆい!!!かゆい!!!といいつつ掻きまくっていた。するとそれを見ていただんくんが突然言いだした

 

「かゆいって いる?」

 

「な……なにが?」一瞬意味が分からんかった私は、また変なこと言うてる……と思いつつ半笑いで聞き返した

 

「いやあ「痛い」は生命守るためにいるやん、痛いって感覚ないと危ないし

でも「痒い」ってなんの意味もなくない?痒い。掻いたら気持ちいい 掻かんくても別にいい  そう 別に必要ないねん。痒いってなんなん?」

 

それを聞いた私は爆笑した 

そして、そのあと2人でスイカ食べた 🍉

 

 

ドロン💣