優良児童回想録

おにぎりはツナマヨ

コンビニ人間

 

もうだめだーーーー!と思ったとき、私はいつも「コンビニで働きたいなあ」と思う。だって、なんだか、シンプルな気がするから。フリーターになって、コンビニだけで生計を立てて、それだけの毎日。本当にそんな風な生き方に憧れる。、、、憧れるときがある。

私は物事はシンプルであることを好む。色々なことを並行してやらなければならない(例えば学校とか将来とか奨学金の書類とか)、絡み合って複雑でとれにくい(例えばすきなひとに関するあれこれ)、他人から見たらどうでもいいことで自分では割り切れない問題(例えば部屋にしまってるいくつかの人形の行く末)、そんなものがとにかく、ほんとは大嫌いで、じりじりそれらが迫ってきたときハッと思い立ったように全部が嫌になる。それはもう一気に、静かに私の心を犯していく。スーッと力が抜ける。

全てが馬鹿馬鹿しく……全てに悩んでいる自分が馬鹿馬鹿しく、こんな複雑なものになんで自分から飛び込んでいってるのだろうと心底不思議に思う。大体そうやって嫌になるときは自転車に乗っているので、イヤホンから流す曲を地獄みたいな音楽にしたり、目をギラつかせたりなんかして、ちょっと抵抗してみる。でもやっぱり諦める。そうこうしてる間に、ぽわんぽわんと頭の中にローソンが浮かんできて、やっぱり良いなあと思う。心が自由になる気がする。まあ、ファミマの日もあればセブイレの日もあるけど、だいたいローソン。

 

そうやって拠り所にしているのだ。コンビニに生きる日々を。

そして私は同時に、それは憧れのままでなくてはならないこともたぶん知っている。でも廃棄のアメリカンドックは毎日持って帰りたいなあ。そんなかんじ

ドロン💣