優良児童回想録

おにぎりはツナマヨ

生きる

「生きることは、戦うことです。」

昔、西遊記を観てたとき、三蔵法師がそう言ったのをよく覚えている。あまりにも真っ直ぐな目で言うもんだから、子供ながらに印象に残っていた

 

生きることは、戦うこと。

 

それが本当なら、わたしはここ2年くらいは死んでいる

目の前のことに精一杯で(といっても特に努力もせずただつらいめんどくさいと時が経つのを待っているだけ)、能動的というよりかは、受動的。というよりかはというよりかは、かなり受動的。

朝起きて、

支度をして、

学校に行って、

出される課題やぶつかる問題に、苦難しながら、なんとか、ギリギリ、やってる。

そんな毎日の中で、思考を停止して生きるのが楽な中で、あえて戦うを選ぶのは、なかなかできない。

わたしは元々すごく怠け者体質で、兄弟の中でも特別ぐうたらするのが好きで、よく笑われた。そんなわたしはいま、生きているのではなく、呼吸しているだけなのかもしれない。

 

戦え、勝ち抜け、1番になれ、

臆病なわたしが、憧れるけど、困る言葉達。

わたしにはハングリー精神が足りない。

だけど、「戦うこと」の意味は、炎のようにメラメラと燃え上がれ、と、そう言う意味だけではきっとない。

粛々と自分に負けるな、強くなれ。自分の弱い心に飲み込まれるな。

わたしはそれを目指そうと思う。

 

いつかわたしも

三蔵法師のような強い眼差しで、胸を張って、「生きている」と言いたい。