優良児童回想録

おにぎりはツナマヨ

純粋

 

「私は性について知るのが嫌です。自分が汚れてしまうような気がして、ずっと純粋でいたいという思いから友達がそういう話をしてもわざと避けてしまいます。」

 

教育学のプリントの、性教育についての講義の感想を載せられる欄にその言葉達はあった

 

そうかあ。誰か分からんけど、私は感心したぞ

よかったら声をかけて欲しい

 

性についてとは少し違うが私もその気持ちが分かるなあ。私は大人の汚い性欲を嫌う。きみが性について知ることに嫌悪感を抱くのもその大人の汚いイメージが要素としてあるからかもしれない。やからきみの気持ちはよくわかる気がする。

 

この感想のおかげで私が汚い性欲を聴きたくない理由が分かった、慣れたくないからか。耳がその汚い性欲を受け入れて笑いに変換する前に塞ぎ込んでしまいたかった。嫌悪感が嫌悪感のまま存在してくれることが自分を自分でいさせる方法だと私は今も思っている。

 

でも性自体が汚らわしいものだと思うなんて勿体ない気がする。だから、

きみがいう純粋が何も知らないままを指すなら、私は全てを知った上で純粋な透明になって待ってるよ