優良児童回想録

おにぎりはツナマヨ

コピペ

 

 

その人の全てを知って、好きでありたい。適度な距離とかしらない、知らないことがある方がいいなんて言い訳、その代わり10あるうちの9クリアして1ダメならだめだよ、全て好きになれるような人であって

 

 

 

 

「愛子ちゃんやん!」

「だれ?」

「プンプンの愛子ちゃん」

「えーナチュラル愛子やん最高」

「愛し合いたい 1から10まで理解して 日々の生活も音楽も 君から僕を断絶する

 

……これは毛皮のマリーズ「平和」の歌詞(だから何っ?」

「引き出し多いなあ!」

「おんなじ歌やけど『君はすごい 君はすごい ぼくが知りうる何よりも そのかわいいステップは人類の未来の進歩だ 君が笑う 君が笑う 日が沈み今日もおわる そのリボンとてもいいね 人類の未来の約束ね』って歌詞スゴない?うーちゃんみたい」

「うーちゃんみたいなん?これ」

「ひとりのおんなの子にたいする執着みたいな愛やろ?うーちゃんは宗教じみてるようなきがする」

「うちが宗教じみてるくらい執着が強いと……?」

「ちゃう!うーちゃんのそんざいが!わいとか、うーちゃんのこと好きな人(主に男性)がうーちゃんをみたときの歌詞っていみ」

 

 

 

 

 

たった一人でいいから、頭のてっぺんからつま先まで1ミリの違いもないくらい、完全に分かりあいたい。その人と二人きりになれるなら、他には何もいらない。もし、その夢がかなうなら、あたしはその瞬間に死んでもいい。

 



 

 

 

 

わかる

 

わかるよ愛子ちゃん

 

来世は一緒に教祖にでもなろうか

 

この世のおわり

 

眠たいのに寝られへんし

 

最近はよく泣く

 

試験期間の延長でずっとこわばってるし

 

あげくの果てに口唇ヘルペスができた

 

捺印を押されたようや

ストレスはたまらん方と思ってたけど、これはストレスのせい?確実に?

 

Ahーーーー

もうだめだ

だめだめだ だめだめだ

もうだめだ

(星野源 もうだめだ)

 

最近気づいた

悲しいこと考えた時、心がズンって痛くなる

この連動、凄ない!?

一体、なに!?

 

だって、悲しいこと考えた瞬間

胸真ん中のところがホンマに痛くなるねん

腕痛い!て思っても腕痛くならんやん

頭痛い!気持ち悪い!て思っても頭は動じひん

胸、痛〜〜〜〜〜〜〜!!

こころって、あるのかも(๑•﹏•)

 

夜はさむいし

こころはいたい

明日も早いのに 起きられへんのに

眠れないのでした

ル・プティぼぬ〜る(小説ちっく)

 

あの子がまだ日本橋で15個離れた彼氏と同棲してた頃、私は高校に通ってた

それはちょうど2年前くらいで、バレンタインの話になって、「私の住んでるところの近くに小さいけどめっちゃ雰囲気のいいショコラやさんがあるから一緒に買いに行こうや!」と言われて一緒に行く約束をした

 

お店はなんて言う名前?

えっとーたしか、ル・プティぼぬ〜る!

 

彼女はよく打ち間違いや変換ミスをする。私はそれが昔からものすごく嫌いだが突っ込んだりしない。だからそのときもボヌールがボヌールでないことに対して若干イラついたが「検索してみる」とだけいって触れなかった。

 

当時、日本橋に住んでた頃のあの子はとても遠く感じた。今思い出しても、私たちの歴史の中でやはり一番、あの子は遠かった。日本橋の駅を出て、歌舞伎座、汚らしく煩い玉出を曲がって、(私は音楽を聴きながら)いつも気軽に会えていた頃を思い出していた。ほんとは毎日ずっと一緒にいたい。もうすぐ待ち合わせ場所に着くというのにどうしようもない切なさを噛み締めていたのを覚えている。私は彼女が、いつだって私より男の人を優先するのが哀しくてしょうがない。

 

ル・プティぼぬ〜るは小さくて、とても居心地のいい空間だった。ツヤツヤキラキラしたショコラたちが均等に並べられていてなんだかとてもときめいた。

彼女はチョコレートの詰め合わせを数箱買って、そのうちの一箱はそのあとふたりで「彼氏と住んでる家」で食べた。私は当時付き合っていた人へ渡すショコラを予約した。

 

 

ル・プティぼぬ〜るは、いつの間にか無くなっていた。看板もキラキラしたショコラたちも消えて、私の当時の想いも熱を失っていた。でも、あの思い出とあの子とふたりで食べたショコラの味はとてもよく覚えている。ボンボンショコラ。マカロン。目障りな玉出を曲がって、青信号が異様に短い交差点を小走りで渡りきったその先に、幼かった私のどうしようもない気持ちを包んでくれた甘い空間があったことを忘れたくない。

 

 

 

なりたい

天才になりたい 可愛い女の子になりたい お金持ちになりたい 総理大臣になりたい  ガリガリになりたい 歌手になりたい  目が大きくなりたい 色が白くなりたい 面白くなりたい コンビニ店員になりたい バンドマンの彼女になりたい  かっこよくなりたい 足が細くなりたい 字が綺麗になりたい チャラい大学生になりたい 母親になりたい 赤ちゃんになりたい  キャバ嬢になりたい あの人の好きな人になりたい アクアリウムクリエイターになりたい ニートになりたい   セフレになりたい 芸術家になりたい  奥田民生になりたい 女子高校生になりたい パパになりたい モデルになりたい   料理上手になりたい 賢くなりたい  強くなりたい あの子になりたい あの子になりたい あの子になりたい

 

 

 

なりたい

 

 

なりたい、

どうして私はひと口残すんだろう

 

 

お茶碗に入った白ご飯

甘辛く味付けされたピーマンとお肉の炒め物

ちょっと味が濃い最後の方のお味噌汁

 

どうしても、食べきれない。

これは昔からで、なぜか私は全てを綺麗に食べきれない。

あとひとくち。そこでお腹いっぱいになる

 

あと一口くらい食べれるでしょ!って、何度言われたことか

出来ないんだなあ

 

少し前に、どうして私はいつもちょびっと残すのかな。友達が、そう嘆いてた。私だけじゃないんだ。安心した。

どうして私も一口残すのかな。そういえばいままでなにもやり切ったことってあんまり無いな。自分から終わらせるのってなんだか未知で、ちょっと怖い。うやむやにちょっと可能性を残してた方が楽な気がする。絶対によくないと分かりつつ。ご飯の一口でこんな壮大な話なるかあ。書いてみるもんやな。

 

ドロン💣

染まるよ〜

 

 

私という人間は昔から恋人の影響を受けやすい。

ファッションとヒップホップとロックバンドが大好きな男の子と交際してたときは、その子が使ってたLINEミュージックのアプリを真似してとってヒップホップと苦手なロックをたくさん聴いた。プレイリストを交換して、たくさんの音楽を教えてもらった。その男の子が好きそうなブランドの洋服をお金を貯めて買った。それから、音大に通ってる男の子と交際してたときはクラシックを毎日聴いたりピアノの練習を再開したりした。あとは、RADWIMPSの歌詞をノートに書いて、これを君に当てはめて聴いてるよって言ってくれた子を思い出しながらその曲を未だに聴いたりもする。

きっとこれから、どんな趣味をもつ人を好きになっても、その人の好きなものを好きになるんだろう。恋に恋してるんじゃない。これは、不可抗力。

 

服装も、髪型も、お化粧も、全部その人が褒めてくれたものにしたい。それは、わたしの暗くてベトベトネガティブなこころと、すきなひとにまるごと染まることができるという若さを全身で纏っていれるちっぽけな幸福感。そんなもの。あと、そうすることで相手の目を真っ直ぐに見れるね。これはデカいぞ!

 

そうやって昔の男の子の面影を積んで積んで今の自分が出来ていると考えるととてつもなく自分が愛おしい。でも、でも、染まってばかりで、受け入れてばかりで、私は相手になにも残していないな、ああ。

 

ああ。